ARBという種類に分類される高血圧症の薬、ミカルディス。処方してもらう際、医者に説明されたけれどいまいちわからない、またはもっと詳しく知っておきたい方のための情報をお届けします。

2016年11月の記事一覧

日本人向けのミカルディスは病態に左右されない

現代社会に生きる日本人が抱える医療面での課題として最も問題視されているものの一つが高血圧です。高血圧は病態として血圧が高い状態が維持されてしまっているものです。その病態によらず、自覚症状がないことが一般的であるのがとく特徴であり、それゆえに発見が遅れてしまうことがよくあります。高血圧自体には自覚症状がないものの、その進行によって合併症を生じやすいということが特徴として知られており、動脈硬化や心不全、腎不全などの合併症を経て致命的なリスクを抱えるようになります。そのため、病態によらず降圧治療が行われて合併症の予防が行われていきます。その際に用いられる医薬品としてミカルディスは近年市場に登場してきた有望な治療薬です。ミカルディスはアンジオテンシン受容体拮抗薬に分類される降圧剤であり、効果が一日程度継続することから一日一回の服用で良いというメリットがあります。そのため、高血圧管理に有用性が高く、高いコンプライアンスを得ることが可能です。そういった使いやすさに加えて、他のアンジオテンシン受容体拮抗薬にもあまり見られない作用があることが見出されてからはミカルディスの有用性が再認識されるようになっています。日本人の場合にも高血圧と糖尿病を合併する人が多いものの、そういった患者において他の医薬品に比べても高い有効性を示すことが明らかにされています。また、高血圧患者において糖尿病の予防効果があることも臨床的に確認されていることから、高血圧患者の多い日本人にとって糖尿病を合併しないための医薬品としてミカルディスが有用であると考えられるようになってきています。こういった視点から予防目的でのミカルディスの使用が注目されているのが現状です。

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